俳優の吉沢亮さんが、住居侵入の疑いで警視庁から事情聴取を受けていたことが明らかになり、CMキャラクターを務めていたアサヒビールとの契約が解除されました。この報道を受け、吉沢さんが出演していた2016年放送のドラマ『武道館』に関して、”呪われた作品”説が再び注目を集めています。
このドラマは、朝井リョウの同名小説を原作に、架空のアイドルグループ「NEXT YOU」が武道館公演を目指す姿を描いた作品でした。ハロー!プロジェクトからJuice=Juiceがメインキャストを務め、主題歌も担当。メンバーの5人が、それぞれ個性的なキャラクターを演じました。
しかし、放送から8年が経過した現在までに、出演者の不祥事が次々と明らかになっています。高畑裕太さんは放送からわずか半年後の2016年8月、性的暴行容疑で逮捕。2017年には小出恵介さんが未成年との不適切な関係により芸能活動を無期限停止となりました。2022年には木下ほうかさんが性加害疑惑により所属事務所から契約を解除。さらにJuice=Juiceの高木紗友希ちゃんも2021年2月、人気アーティストとの複雑な関係が報じられ、グループおよびハロー!プロジェクトから脱退する事態となりました。
そして今回、主要キャストの一人である吉沢亮さんが、昨年末に自宅マンションの隣室に泥酔状態で侵入するトラブルを起こしていたことが発覚。所属事務所は「すでに本人から隣室の方へおわびをさせていただいております」と説明しましたが、アルコール飲料のCMに起用されていた吉沢さんへの影響は避けられない状況です。
「アイドルのリアルな姿を描く」という企画で話題を集めた『武道館』ですが、皮肉にもキャストのプライベートが次々と明るみに出る形となりました。特に主演のJuice=Juiceにとっては、高木紗友希ちゃんの脱退という大きな痛手を経験。それでも2017年には武道館公演を成功させており、ドラマのストーリーを現実でも体現してみせました。
出演者の不祥事が相次いだことから、ハロプロファンの間では「呪われたドラマ」とも呼ばれている『武道館』。Juice=Juiceは当時のメンバーから一新されているということで、そんな過去を払拭するほどの活躍を期待しています。