Juice=Juiceの入江里咲ちゃんが、パニック障害に加えて気分障害の診断を受けていたことを2月21日に公表しました。これに伴い、今週末から始まるミニライブ・お見送りイベントについては、全日程を欠席することが発表されています。
気分障害とは、気分や感情の調子が大きく変動する精神疾患の総称。うつ病や双極性障害などがこれに含まれ、日常生活に支障をきたすほどの気分の落ち込みがあるされています。
りさちは昨年7月からのパニック障害による活動休止を経て、今年2月2日のファンクラブイベントでステージに復帰していました。しかし、その後も体調の変動を繰り返しながらの活動を余儀なくされていたといいます。今回のイベント欠席は、長距離移動を伴うことと連日のスケジュールが予定されていることを考慮しての判断となりました。
自身のブログでも心境を語ったりさち。「症状がひどかった時に比べたらかなりよくなってきている」としながらも、「完治というのはなかなか難しく、一日の中でも変動する自分の体調の波について、何が最善か今でも模索する日々です」と現状を説明。さらに「今まで頑張れていたことが頑張れなくなってしまったり、自分の体調が原因でお仕事を制限させていただいたり、自分の身体のことなのに、地道に治療を続けることしかできない現状が本当に悔しいです」と、率直な思いを明かしています。
完全な活動休止という選択肢もあった中で、りさちは「活動に参加できないことへのもどかしさや焦燥感によって、症状が悪化してしまうこともあり」と述べ、病院の先生やマネージャーと相談した結果、無理のない範囲での活動継続を決断。このような判断ができたのは「メンバーや会社の方が快く受け入れてくださったおかげです」と感謝の気持ちを示しました。
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2月26日には、りさちの復帰作品となる19枚目シングル『初恋の亡霊/今夜はHearty Party』の発売も控えています。さらに4月からは春ツアー『Juice=Juice Concert Tour 2025 Crimson≠Azure』への参加も予定されており、10人体制でのステージが期待されています。
今回の発表についてりさちは「私の存在が一人でも多くの方の光になれるよう願っています」とコメント。ファンからは、体調を第一に考えた活動を望む声が多く寄せられています。