譜久村聖、モーニング娘。時代に受けた年齢差別の苦悩を語る

元モーニング娘。の譜久村聖ちゃんが、2月11日放送の日本テレビ系『上田と女がDEEPに吠える夜』に出演。アイドル時代に経験した、年齢による差別「エイジズム」について語りました。

番組では、社会問題として認識されている「エイジズム」をテーマに展開。個人の能力や特性を無視し、年齢のみで判断することを指す概念について、出演者たちが自身の経験を語り合いました。そんな中、フクちゃんは小学6年生でハロプロエッグに加入した当時を振り返ります。

引用:https://tver.jp/series/sr3cdq2uje

「今よりもデビューの時期が早い時代だったので、中学2年生でまだデビューできていなかった私は、もう『おばさんだ』と自分のことを思ってしまいました」と当時の心境を吐露。周囲からは「団地妻」というあだ名をつけられたことも。さらに鞘師里保ちゃんが「サイダー大好き!」といったキャラクターを打ち出す中、自身は「スルメをこたつで食べる」といった年配者のイメージで扱われていました。

25歳を超えた頃には、ファンから「なんでまだいるの?」「25歳までには絶対にやめてください」といった心ない声が届きます。一方で男性アイドルの場合、30代や40代でも活動することに対して違和感を持たれにくい風潮があると指摘。女性アイドルに対する年齢差別の現状に言及しました。

モーニング娘。のメンバーとして12年間活動し、そのうち9年間をリーダーとして務めたフクちゃん。後輩でありながら年上だった飯窪春菜ちゃんのように、20歳を超えると「おばさんキャラ」として自虐的に振る舞うメンバーも出てきたといいます。「今思えば、『そういうのよくないよね』って止めてあげればよかった」と、年齢に関する発言や自虐の風潮に歯止めをかけるべきだったと振り返りました。

引用:https://x.com/fukumura_mizuki/status/1884474546918678880

この発言に対し、ファンからは様々な声が上がっています。「団地妻は誉め言葉」といった声もある一方で、「アイドルなんて若いうちに数年やってさっさと卒業するのが理想的」といった厳しい意見まで。また番組での発言についても、「ネガティブな話題で活躍するのはどうなのか」といった批判的な声も見受けられます。

フクちゃんは昨年11月にモーニング娘。を卒業後、約1年間の充電期間を経て本格的な活動を再開しました。4月にソロデビューを控える中、AbemaTVの番組でレギュラーを持つなどバラエティでも活躍中。同じく『上田と女がDEEPに吠える夜』の1月28日放送回では、アイドル時代のストーカー被害についても告白しています。SNSに投稿した写真から居場所を特定されるなど、様々な被害に遭っていたことを明かしました。

今回の告白は、アイドル界における年齢差別の実態を浮き彫りにする一方で、フクちゃん自身の新たな挑戦への決意表明とも受け取れます。ソロデビューを前に、より等身大の姿で活動していく覚悟を示したのかもしれません。

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